「大飯原発再稼働やめろ! 」さようなら原発10万人集会に参加しました

わたしはこの間、毎週金曜日に首相官邸前で行われている原発再稼働に反対する抗議集会に参加しています。昨日行われた「さようなら原発10万人集会」にも参加しました。そこでは、予想を上回る17万人もの市民が参加したといわれています。炎天下の中、みんなといっしょに「原発なくせ」の声をあげてきました。いま脱原発の運動がどんどん拡大し、原発をなくそうという市民の想いが広がっています。多くの市民が参加し、マスコミも無視できない規模になってきています。
  
(6.29官邸前抗議集会の様子)


(7.16 さようなら原発10万人集会/衆議院議員 佐々木憲昭さんと)

わたしが原発をなくさなければならないと思うのは次の理由からです。
政府や電力会社は、「原発とは、国のエネルギー政策、国家戦略や経済的側面から重要なのだ」など建前をいっています。
国の安全保障の面においても重要だ、などともっと突っ込んだ話もしています。(原子力基本法 「安全保障目的」は不要:毎日新聞
たしかにエネルギーは、社会にとって、経済にとって大切なのは子どもでもわかります。
こういう建前の裏側で、さまざまな利権を貪ってきた「原発利益共同体」の問題は、あまり議論されていません。原発の利権を貪ってきた「原発利益共同体」に政治がきちんと切り込んで行かない以上、原発の問題は根本的に解決しません。原発の安全対策を後回しにして、原発の危険性を指摘してきたジャーナリズム、政治勢力をすべて排除して、金儲けに邁進してきたのが原発利益共同体です。その結果、安全が疎かにされ福島原発の事故が起こりました。
こうした「原発利益共同体」という利権構造にメスを入れられていない以上、福島原発事故のような事故は何度でも繰り返されます。だから、わたしは絶対に原発の再稼働に反対なのです。放射能の危険性の問題もあります。こうした問題が明らかになり、多くの市民が原発に反対しているにも関わらず、原発利益共同体にメスを入れられないのは、民主党政権が「財界いいなり」の政治だからです。こうした腐りきった政治から脱却し、国民の利益を最優先にする政治がいま求められています。

◎「原発利益共同体」とは
原発の利権に群がる財界、政界、官僚、一部学者、一部マスメディアが形成する利益共同体のこと。
たとえば、東京電力は、地域独占と総括原価方式で絶対に儲かる仕組みができた企業です。そこに原発メーカーやゼネコン、素材供給メーカー、銀行などが群がり、原発を 建設して儲けます。それら企業から、政治献金が流れ、お金を受け取っている政治家は官僚に圧力をかけます。さらに、東電は、経済産業省の役人に、天下りポ ストも用意しています。東電が役人に直接お金を渡すと賄賂になるので、原発推進の財団法人を作って、そこに天下りさせ多額の給料を払っていました。東京電力の研究費で大学も潤います。そこに、御用学者が生まれる。マスコミ対策には広告費がつぎこまれる。

福島原発事故の処理も、原因究明も未だに終わっていないなかで、電力会社の儲けのための再稼働など言語道断です。福島では汚染水がどこに行ったのかも把握 できていない状況の中で、避難を余儀なくされ、ふるさとを失い、生業を失った農家の方が自殺する事件が相次いで起こっています。本当に痛ましい話です。多 くの市民が福島の事故を繰り返してはならないと「再稼働反対」の声を上げています。いままで運動に参加したことのない若者や、政治に関心のなかった若者た ちが、「野田はあまりにひどい」「自分たちも決定に参加させろ!」と、集会で声をあげています。
ごいっしょに声を上げ、力を合わせて、原発再稼働反対、原発ゼロを実現させましょう!

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