松嶋祐一郎のあゆみ 3

尼崎市の小学校を卒業して、中学1年の冬。阪神大震災が起きました。家で寝ていると大きな揺れが来て、目が覚めると布団と直角に寝ていたのを覚えています。家の中はむちゃくちゃで、電気もつかずに真っ暗でした。ちょうどそのとき、父は病気で危篤状態だったため、母親は病院に付きっ切りで、わたしは一人でした。当時13歳のわたしにとって、とても心細く恐ろしい体験でした。地震の翌日、父が亡くなりました。震災で死んだ人が多く、葬式の式場がどこもいっぱいで、わざわざ大阪の豊中市にまで葬式をしに行ったことを覚えています。「お父さん、震災で亡くなった人がいっぱいいるから、あの世へ行く道は寂しないで」と、寂しそうに笑いながら話している母親の顔が今でも忘れられません。神戸のように悲惨ではありませんが、父の死と含めて震災体験は、わたしの記憶にしっかりと刻み込まれています。

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