目黒区立保育園給食 すべてが民間委託化に

目黒区は行革計画で、区立保育園4園の保育園の給食調理業務を民間業者に委託(民営化)してきました。
 今回さらに、来年10月から順次給食の委託化を行うことを、8月3日の文教子ども委員会で明らかにしました。施設環境が整っており、直ちに委託が進められる祐天寺保育園、南保育園及び八雲保育園は、調理員の欠員状況を踏まえ、令和5年10月から委託開始するとしています。
 目黒区は調理職員については、退職しても新たに採用しない「退職不補充」を行ってきました。その結果、正規職員の欠員や高齢化が進みました。これによって、区立保育園では直営の給食はなくなってしまいます。
 保育園の給食は、栄養士が配置されそのもとで調理員が給食の業務を行っています。保育園の中で、子どもたちと一緒に食育の取り組みにも努めてきました。子供の成長発達に応じた離乳食から食材の切り方などきめ細やかな対応を行ってきました。
 調理員の研修も行われ、給食の質の向上に励んできました。
 委託化に伴って、調理員が民間の職員になります。正規職員である栄養士が民間の調理員一人ひとりに対して、指示を出すことは偽装請負の恐れがあります。
栄養士と調理員との連携が取れなくなるのではと危惧する声があがっています。給食を業務委託(民営化)するのではなく、正規職員である調理員の退職が出たら、新たな採用をきちんと行って、給食調理の技術の継承と質の向上を図っていくこと必要です。

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