放射線の測定をはじめました!

子どもの健康を守るためにも、目黒区内の放射線の汚染状況を知りたいという区民の声がひろがっています。
松嶋祐一郎事務所では、こういう声に応えるためにも放射線量を測定するガイガーカウンター(NT6102)を用意し、区民のみなさんに放射線量を公表していくことにしました。ブログやツイッターに定期的に公表しますので、ご覧ください。

昨日、中根公園の砂場で放射線の測定をしていると、お子さん連れのお母さんから話しかけられました。「目黒区役所の方ですか?こうして子どもを砂場で遊ばせているが、放射能が心配です。いまの数値を教えてください」子どもを育てるお母さんの切実な声だと思いました。本来、放射線量測定は区の仕事ですが、区の対応が遅いので住民の間に不安が広がっているのだと思いました。

6/6 午後5時頃の中根公園での測定の値。
0.12-.014マイクロシーベルト/毎時

これは、日本共産党の東京都議団が都内128箇所で調査した放射線量とほぼ一致しています。(ちなみに都議団の結果は、メディア(週刊朝日やニュースの真相)などで取り上げられ、HPは10万アクセスを超えています。日本共産党東京都議団の調査結果はここにあります。)目黒区の放射線量もやはり上がっています。国際放射線防護委員会(ICRP)が定めた住民の年間被曝(ひばく)限度量が、 年間1ミリシーベルトですから、この数字で見れば、年間1ミリシーベルト以上の放射線量となっている可能性があります。

こういう事態ですから、放射線量については自治体できちんと測って区民に公表すべきです。まずは目黒区が独自にモニタリングポストなどを設置し、砂場や校庭などの影響を受け易い子どもへの対策として、土壌調査などを行うべきです。世田谷区ではすでに測定などを開始しています。素早い対応です。

6/4 これに関連して日本共産党の目黒区議団では、区長に対して「放射線の独自測定を求める要望書」を渡しました。
要望書の内容は以下のとおりです。


目黒区長 青木英二 様

「放射線の独自測定を求める要望書」

2011年6月3日 日本共産党目黒区議団

日本共産党目黒区議団に、子どもたちの健康と安全を願う多くの区民のみなさんから、区内での放射線測定等を区独自でも行ってほしいとの切実な願いが寄せられています。どこまでが安全でどこからが危険という基準が専門家の間でさえあいまいな中、特に子どもたちについては、人工的な放射線の被曝は限りなくゼロに近づけたいとの願いです。区民のこうした願いに応えるとともに、区の独自調査を行うことは、正確なデーターに基づく対策を進める上で重要です。よって、日本共産党区議団は、以下の内容で測定を要望いたします。
1、地区サービス事務所ごとなど固定式のモニタリングポストを設置して、測定値を公開すること。
2、リアルタイムな測定を行い公開すること。毎日、9時時点での放射線測定値を公開するなどの工夫を行うこと。
3、学校の校庭、保育園・幼稚園の園庭、公園など子どもたちが生活している地点での放射線測定を定期的におこない公開すること。
4、学校、幼稚園、保育園の庭の表土や砂、プールの水の放射線物質(ヨウ素、セシウム)の測定を行い公開すること。
5、区民への測定機器の貸し出しを行うこと。
6、水道水、食品など直接摂取するものの放射性物質を検査し公開すること。
以上

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