「都青少年健全育成条例」に強く反対!表現の自由を守れ!

「過激アニメ規制条例」に有名漫画家ら激怒会見(10/11/29)
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性描写漫画規制案、都議会委員会で可決
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本日(12月15日)子どものキャラクターによる露骨な性行為を描いた漫画やアニメの販売・
レンタルを規制する東京都青少年健全育成条例の改正案が、民主、自民、公明の3会派によって
都議会で可決されました。「慎重な運用」を求める付帯決議が付いていますが、ほとんど無意味です。
そもそも、「都青少年健全育成条例」は、表現の自由を侵すものとして、多くの文化人や出版業界、
都民のみなさんから反対されているものです。日本共産党も都議会で反対しました。わたし自身も、
出版編集会社に勤めていて、さらに漫画を愛する市民の一人として、この改正案に強く反対します。

いま、この問題は多くの都民、とりわけ若い世代にも注目されています。言うまでも無く、日本の漫画
文化は世界的にも進んでおり、その表現は良いものも悪いものも含め、多種多様です。その日本の漫画
の持つ深い文学性によって、社会性や人間性をはぐくんできた若い世代から見て、この改正案は文化の
多様性を殺してしまう、信じられないような条例です。これについて、多くの表現者たちも強く反対して
います。(東京都の改正案に反対する漫画家として、あだち充さんや藤子不二雄Aさん、高橋留美子さん、
萩尾望都さん、永井豪さん、ちばてつやさん、安彦良和さんなど約60人以上もの漫画家が反対を表明して
います。)

たとえば漫画家のちばてつやさんは「文化が興るときにはいろんな種類の花が咲き、地の底で根としてつ
ながっている。根を絶つと文化が滅びる」などとこの条例に強い懸念を示しています。さらに、改正案を
推し進める石原慎太郎知事が実行委員長を務める、「東京国際アニメフェア」に対しては、改正案に反対
の立場から多くの出版社が出展をボイコットするという事態に陥っています。
東京都はいま多くの文化人や出版社、漫画ファンに嫌われている現状です。
もちろん、過度な性描写が子供の目に触れないようにするため、自主規制の努力は必要です。けれど、表現の自由を規制し、都民の知る権利を奪っているこの不毛な条例案を推進する石原都政は、いったい何を考えているのでしょうか。

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「都青少年健全育成条例」に強く反対!表現の自由を守れ!” に対して2件のコメントがあります。

  1. 石原慎太郎賭痴事には、都議会で「憲法を認めない」、「憲法を命がけで破る」と日本共産党の議員の追及に対して答弁した事実があります。

    石原慎太郎賭痴事がやろうとしていることは、民主主義にたいする完全抹殺です。

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