目黒区は、区民の財産を民間企業の金儲けのために使うな!
現在、中目黒駅の近く(上目黒1丁目)に、広大な空き地があります。
JRの跡地です。いま、その跡地の利用をどのように進めるのかが問
われています。
区は、はじめ高齢者福祉住宅など83戸、都は都営住宅101戸の整備
を進めていましたが、方針を一変させ50年から70年間の定期借地で
大企業に「半永久的」に跡地を使用させる方針に転換しました。これは
国と都が、都営住宅の新規着工ゼロという民間主導の住宅政策に転じ
る中で、区も方針転換し、民間豪華マンションの建設など、民間企業の
もうけ優先の計画にしてしまったということです。
そもそも、この土地は、公的住宅を整備する目的で、東京都と目黒区が
32億円ずつ出して購入した土地です。区民のみなさんの大切な税金を
出し合って購入した土地を、民間企業の金儲けに使用してよいのでしょ
うか?こんなことは絶対に許せません。区はいつから土地貸し業者のよ
うなことをはじめてしまったのでしょうか。区がやらなければならないのは、
民間企業の金儲けを手伝うことではありません。区はJR跡地を使って、
区民の本当の要求に答えるべきではないでしょうか。
いま切実に求められている区民の要求とは、もうすでに目黒区にいくら
でもある豪華マンションや商業施設ではなく、誰もが住める公的住宅の
増設です。ファミリー向けの区民住宅、高齢者福祉住宅など、目黒区は
公的住宅がまだぜんぜん足りません。東京都のなかで公営住宅が最も
少ないといわれています。だからこそ、公的住宅の整備を優先してやら
なければなりません。誰もが安心して住み続けられる目黒にするために
も、こうした公的住宅を増やすことがいま求められています。
(中目黒駅の近くにあるJR跡地)