公営住宅が足りない!抽選にすら進めない高齢者福祉住宅の募集の実態!

わたしのところに、目黒区の高齢者福祉住宅の募集に申し込みたいという相談がありました。話を聞くと、数年前にがんになり、足腰が弱り、杖がなければ生活できない状態です。現在、アパートの二階に居住しているため、階段が本当につらい、このままここに住み続けられないので、高齢者福祉住宅に入りたいという切実な願いでした。その方は、基準を満たしていないというので、抽選に進めませんでした。

80代で3階のアパートに住んでいるご夫婦は、ともにひざが痛く、杖を使って生活する中で、階段を3階まで毎日の昇り降りしなくてはいけない。もう限界だというので、高齢者福祉住宅に申し込みましたが、やはり基準を満たしていないというので抽選に進めません。

わたしは、こうした声を聞いて、本当に住宅を必要としている人が、抽選すら受けられないひどい状況がひろがっていると思い、今年の3月予算質疑でこの問題を区に問いただしました。

高齢者福祉住宅は、申し込むにあたって住居が劣悪だと区が認定するための基準が7つあり、このうち4つに該当しなければならないとのこと。階段の高さや、日当たりがどうかなどクリアしていなければ申し込めない大変厳しいハードルなのです。この基準によって、その人の終の棲家がどうなるのかが決まる、とても重要な問題です。調べていくと近隣区の品川や世田谷ではこのような基準がないことも判明しました。なぜ目黒区は、厳しい基準を設けるのか。わたしは予算質疑の中で、目黒区は希望する高齢者すべてが、高齢者福祉住宅の抽選を受けられるようにすべきではないか?と聞きました。区は、高齢者福祉住宅の数が少ないなかで、基準を緩和したら申込者が増え、真に必要な困窮者が入り辛くなるから、と答弁。本末転倒です。申し込みのハードルを高くするのではなく。すべての高齢者が安心して余生を過ごせる高齢者福祉住宅の増設をすることこそ、区のやるべき仕事です。

目黒区は青木区長の下で、「区有施設見直し方針」が出され、区営住宅も増やさないという方針です。こうした方針が、住宅に困窮した高齢者の願いを阻んでいるのです。いま、こうした方針を撤回させ、必要な施設をきちんと整備することができる区長が求められています。

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