わたしは反対!区議会の議員定数削減

目黒区民から、目黒区議会議員の定数を削減する条例改正の直接請求が区に提出されました。請求の要旨は、①区議の定数を36から34へと変更する、②目黒区は「財政健全化に向けたアクションプログラム」に取り組んでいるが、区議会では十分な改革を行っていない、③現在の議員数は33人であるが問題は生じていない、というものです。

わたしは議員定数の削減に反対です。反対の理由はつぎの3つです。

1・議員定数削減は議会のチェック機能を弱めるだけ

議員定数を削減すれば、区民と議員とのパイプが細くなり、区民の多様な意見をくみあげ、区政に反映していく役割が弱まります。国立国会図書館の調べでも主要国と比べて日本の地方議員数は少ないのです。これ以上、議員定数を減らす道理はありません。(表)

各国地方議員数の表

2・区民生活に犠牲を強いるもの

このような直接請求がなされるのは、「議員が多すぎる」「議員が何もしてくれない」などの声が背景にあります。これは、議会が住民の期待に応えていないという批判の裏返しではないでしょうか。住民が本当に願っているのは、議員がわたしたちのくらしや営業を守るために働くことであって、住民に痛みを押し付けることでも、自らが身を削ることでもありません。 議員削減の議論は、自らも身を削るからと、いま目黒区が進める180億円区民サービスカットを正当化し、区民に押し付けることにもつながります。

3・区民に寄り添う区議会にしよう!

そもそも新自由主義的な効率化のもとで、「減らせば良い」という論理は破たんしています。
いま求められているのは、行政のチェック機能や条例の提出権を使って、住民参加、情報公開を進め区民に信頼される議会にすることです。
共産党目黒区議団は、政務調査費の領収書の添付義務付け、全面公開を実現させ、議員報酬を23区最低に引き下げさせたり、海外視察の休止など無駄を削減するために努力してきました。これからも住民の願いによりそい、税金の無駄を監視し、区民生活の向上を最優先にするために私もみなさんとともにがんばります。

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