2020年第三回定例会 共産党の一般質問

目黒区議会第3回定例会で、共産党区議団の芋川区議が一般質問を行いました。その概要を報告します。
 第1は、新型コロナウイルス感染防止対策についてです。
 現在も感染の終息が見えず、秋から冬にかけて、さらに感染者が増加するのではないかと言われている中で、PCR検査の拡大を求めました。特に、医療や介護、障がい福祉、保育、教育関係者などの福祉や子育てを支える職員について、定期的にPCR検査を行うべきだと訴えました。
 青木区長は、PCR検査は100%正確ではなく、感染の疑いの高い人を対象に行う検査であり、無症状の人を含めた検査は無理だとする立場に固執。相変わらずPCR検査を拡大する立場に立ちませんでした。
 また、福祉や子育てに携わる職員への検査については、相変わらず「基金も少なく財政的にもできない」としました。
 また、保健所の体制強化を求めたことにたいし、区長は「会計年度任用職員(非常勤)の保健師を採用するなどした」と述べ、庁内の応援体制をはじめ迅速な体制をつくっていくとしました。

 コロナに関する区の情報公開については、区の取り組みが弱く、新規感染者とともに検査数、陽性率を何らかの形で情報公開すべきだと求めたのに対し、区長は「様々な指標を公表する準備をすすめている」と述べるにとどまり、具体的な言及はありませんでした。
 第二にコロナ禍の中での学校教育の充実について質問しました。
 現在、教室内の「3密」を防ぐために、一クラスの人数を20人程度にする少人数学級を求める世論が広がっています。萩生田文科大臣も少人数学級について検討すると発言しています。
 目黒区で区立小中学校全学年で30人を上限とする学級編成を行うよう求めました。教育長は少人数学級の有用性を認め、区でも少人数の分散授業で子どもたちの多くが発言するなど効果が見られたとし、少人数授業を広げていくと述べました。しかし、少人数学級については「区の取り組みだけでは難しい課題があり、国や都に対して(少人数学級を)要望している」として、国や都の動向を注視すると述べるにとどまりました。
 

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