区立第八、第十一中学校の統廃合新校は第十一中学校に 協議会で確認

令和4年6月29日(水)に第八中学校体育館で、区立第8、第11中学校の合併のための第3回協議会を開催し、新校を現在の第11中に置くことが確認されました。

 協議会では、統合新校の位置・通学区域について協議されました。生徒たちの通学の負担・安全の観点から通学の条件を優先的に考えて、統合新校の位置は、現在の第11中学校の校地の方が望ましいとして、教育長へ報告することになりました
それを受けて、教育委員会は、今年度中に、統合新校の整備方針を策定します。整備方針策定に当たっては、整備方針案の段階で説明会や意見募集を行います。 また、9月頃に、令和5年度入学の児童・保護者向けに説明会等を行う予定です。

 令和4年7月21日(木)に第十一中学校体育館で学校統廃合の第4回協議会が開催されました。通学負担の緩和措置、新校が目指す学校像及び施設整備等について協議を行いました。

その協議会では、生徒の通学の負担について、疑問が出されました。
公共交通機関の交通費補助はどうなるのか。定期券の支給についてや、自転車通学の際のトラブルなど質問が出されました。
 今年6月議会には、「統合校の選定を急がず、若い世代を交えた議論の場の設置と、子どもを含む地域住民への説明会の開催を求める」との陳情が区民から提出されました。
陳情では、通学の問題について、異常気象の深刻化や首都直下型地震など、突発的な災害を見越して「どんな子でも安心して通学できる条件が整備されるのか明らかではない」と指摘。「遠隔となる地域住民の学校へのかかわりが難しくなり、地域と学校の関係が希薄になる」「高齢者や障がい者にとって避難場所の遠隔化や変更は大きな不安材料になる」としています。また、「子どもの学習環境が統合以前よりもよくなる見通しが不明だ」「若い世代やこれからの社会を担う若者の生の声を聞きとらないまま計画を策定しようとしていることは、基本構想の理念からも外れている」「統合がすでに決定されたものとして協議会で論議が進むのは性急すぎる」との声が上がっています。

日本共産党目黒区議団としても、区教委に対して、こうした声に耳を傾け、いったん統廃合計画を凍結し、子どもたちや若い世代はじめ区民の声を聞き直すことを議会で求めています。 

Follow me!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください