国保料を引き下げよ!区に問いただす

 

目黒区議会6月の定例会で、松嶋祐一郎は教育の問題と、国保料の引き下げを求める一般質問を行いました。

<教育勅語の使用は許されない!>
安倍政権が今年3月に「教育勅語」の公教育での使用を認める閣議決定をしました。しかし、「教育勅語」は、戦時中いざとなれば皇室国家のために血を流せと多くの若者を無謀な戦争に駆り立て、アジア諸国のおびただしい人々の尊厳と命を奪った反省から、1948年に衆参両院で排除・失効確認が決議されたものです。「教育勅語」の公教育への持ち込みは、平和主義と主権在民を掲げた日本国憲法のもとで絶対に許されないものです。わたしは目黒区の教育に「教育勅語」を持ち込んではならないと質問しました。それに対して教育長は「憲法と教育基本法の立場」を守ると言明しながらも、「教育勅語」を否定することはしませんでした。

<学校現場でのLGBTへの理解促進を!>
人権教育の充実では、教職員向け*LGBTパンフレットの作成を行い啓発に努めてはどうか、また、LGBTについて学べる本を学校図書に配架し、子どもたちへの啓発をすすめるなど、学校現場でセクシャルマイノリティへの理解促進を進めるよう区に促しました。区は検討したいと答えました。

【用語解説】
*LGBT: レズビアン(女性同性愛者)、ゲイ(男性同性愛者)、バイセクシュアル(両性愛者)、トランスジェンダー(体と心の性の不一致)の頭文字をとった言葉で、この4つの性のあり方を一括して表す場合と、これ以外も含めたすべての性的マイノリティー(性的少数者)を包括して表す場合がある。

<高すぎる国保料の引き下げを!>
今月中旬から、各家庭に国保料の通知が届きました。目黒区では2011年度以降、保険料の最大の値上げです。1人当たり、前年比8,371円の値上げに、高すぎて払えないと悲鳴が上がっています。3人世帯で年収300万円の子育て家族の場合、保険料は実に年収のおよそ1割の年29万8,437円となりました。にもかかわらず、目黒区は保険料引き下げのための一般会計からの繰り入れを削減し、さらなる値上げを進めようとしています。今後、高額療養費などへの繰り入れが廃止になれば、さらに一人当たり8000円以上の値上げが予想されます。私は区の一般会計からの繰り入れを継続せよと質しました。区長は、税の公平性の観点から繰り入れは慎重に検討すると答えました。

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