目黒区でもできる!若者の就労支援対策
いま、大学生の就職内定率57.6%で、就職氷河期を下回り、調査を始めて
過去最低の就職率だそうです。これほど若者に厳しい雇用情勢のなかで、わ
たしは目黒区でも若者の就労支援対策を行うべきだと訴えています。雇用対
策としては、まずは国が率先して、人間をモノのように使い捨てにする非正規
雇用をやめさせ、最低賃金を引き上げることが重要です。そして、それと同
時に私たちの身近な存在である地方自治体でもできる雇用対策があるはず
です。そのひとつとして、若者の就労支援があります。東京23区のなかでも、
若者の就労支援に特に力を注いでいるのが足立区です。わたしは、11月19
日に足立区で行われている若者の就労支援対策について勉強してきました。
足立区では「あだち若者サポートステーション」(サポステ) と呼ばれる施設を
ハローワーク内に設置し、就職できない若者への具体的で、包括的な支援を
行っています。
カウンセラーが常駐するなかで、若者の悩みを個別に聞き取り、自立に向けて
の意識形成をしていきます。たとえばニートやひきこもりの人たちへのサポート
プログラム。貧困の連鎖と呼ばれる、生活保護受給世帯の若者が、同じように
生活保護にならないような支援。就職できたあとも、継続して悩みを聞き、フォ
ローしていく体制など、さまざまなプログラムのなかで、その人にあったきめ細
かい支援が行われています。目黒区にもニートや引きこもりの若者が多いなか、
こういった就労支援を、ぜひこの目黒区でも実施すべきです。
(足立区議会議員の針谷さんに、足立区の若者支援について教えていただきま
した。)