こんなこと許せますか? 国民健康保険料のすごい値上げ!
「なんでこんなに高くなるの」「とても払えない!」
今年度の国民健康保険料の決定通知が届く中で、都民のみなさんから怒りの声が相次いでいます。
目黒区の窓口にも、苦情や疑問が続々と押し寄せているのが現状です。くらしを破壊する国保料(税)の値上げは絶対に許せません。
- 国保料なんでこんなに値上がりするのか?
東京23区の国保料は、10年連続値上げの異常事態です。その根本の原因は、政府が国保に対する国庫負担を減らし続けてきたからです。さらに、昨年度の保険料算定方式の見直しによって、大幅な値上げになります。
今までの国保料の算定方式は、扶養家族や障害者がいると国保料が安くなる計算方式(住民税方式)でしたが、今年から行う新しい計算方式(旧ただし書き方式)では、扶養家族や障害者がいても考慮されないため、一律に大幅値上げになります。これによりあまりに値上げが大きくなるため「経過措置」がなされ段階的に値上げされてきました。けれども、経過措置が切れる来年には、大幅な値上げとなります。
(例えば、年収200万世帯{世帯主35歳、配偶者35歳収入なし、子ども10歳}の場合、新たに5万6805円の値上げです)
国民健康保険は、自営業者や派遣労働者、高齢者や失業者などが加入しています。経済悪化の下で、保険料を払えない世帯が増えています。もし、来年度の大幅値上げが実行されれば保険料が払えず、満足に医療が受けられない事態にもなりかねません。
- 国保料値下げさせましょう!!
東京都がその気になれば、国保料を値下げすることができます。共産党は都議会で一世帯あたり年5千円の軽減を提案しました。後期医療保険や介護保険の値下げと合わせても、都の0.5%のわずかな予算で値下げが可能です。高すぎる保険料を値下げしろ!と、ご一緒に声を上げましょう。