23区の国保料が値上がり
いま東京23区では、区民の保険料を「特別区長会」というところで決めています。
その「特別区長会」で、来年度からの保険料の算定方式をいままでの住民税方式から
「旧ただし書き方式」にすることを決めています。
この「旧ただし書き方式」にすると、扶養控除など各種控除を考慮しなくなるため、所得
が低く多人数の世帯の保険料が引き上げられてしまうとのことです。
10月23日、東京23区に住む人々の低所得者の医療費が引き上げられてしまう
という大問題について、日本共産党は「特別区長会」に要望書を提出しました。
わたしも日本共産党目黒区議の星見てい子さんとともに、区政会館へ申し入れに同行
してきました。申し入れの際、区長会の事務局長に、値上げになる実態を問いただした
のですが、「まだわからない。」という返答の連続で、憤りを感じました。
来年4月から大きな変更をするのに区民、議会への情報が少なすぎます。
区民の保険料という大切な問題が「特別区長会」の密室で決められているのです。
いま東京23区の保険料は、形式的には区議会で決まっていますが、実質には
区長会の議論で決まっています。
だからこそ区長会での議論を開示し、区民に変更の経緯を説明しなければならないと
思います。けれど、議員に情報も出さず密室で保険料を決めています。
命に関わる医療制度が、密室で決めらているのです。
「これがまっとうな人間社会なのか?」と問いただした共産党の江戸川区議の
セバタ勇さんの言葉がいつまでも胸の残りました。