区立保育園を廃止、民営化する動きをストップさせましょう!
第4回定例会では、区立目黒保育園の運営を民間(社会福祉法人)に任せる指定管理制度に再指定する議案が出されました。11月28日の文教子ども委員会でわたしが質疑を行いました。
わたしは、区立保育園の運営は公立が基本であるとして、区立保育園の指定管理制度に反対しました。こうした指定管理者制度は経費削減とサービスの向上という名で、推し進められてきましたが、これは区立保育所の公の責任を後退させるものです。
こうした民営化の流れの中で、経費削減により問題になっているのが、民間事業者の保育士の賃金が公立に比べて低いことや、サービス残業があること、職員の勤続年数や離職の状況が公立と比べて差があることです。たしかに民間事業者は、保育の質を守るためにがんばっています。けれども、一般的には民間事業者が運営主体となり、責任主体が行政から離れるもとで、質の保証が担保できないことは否定できません。今後区は、区立保育園4園を廃止し民営化する予定です。さらに区立目黒保育園含め、指定管理の公設民営の区立保育園3園も、順次民設民営(民営化)にすることを検討しています。
わたしも2歳の子供を子育て中ですが、同い年の子を持つお母さんお父さんと保育について話すと「若い先生しかいないところは不安」「経験ある人が一定いる保育園が安心だ」と話してます。公立も私立も、ともに切磋琢磨して質を向上させてきた目黒区の保育園の歴史があります。区立保育園の廃止につながる指定管理制度の撤回と、今後、廃止民営化ではなく区立保育所を維持存続させるために、ぜひご一緒に声を上げていきましょう。